http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=41537&category=A
また外れ。それどころか圧倒的一番人気馬をワイドで買って外れるんだからセンスがなさ過ぎます。あまりに最近は駄目なので、少額に抑えておいて良かったのですが。ということで、今後も当分の間は少額に抑える予定。15日、京都競馬場で行われた第34回エリザベス女王杯(3歳上、GI・芝2200m)は、田中博康騎手騎乗の11番人気クィーンスプマンテ(牝 5、美浦・小島茂之厩舎)が、好スタートから積極的に先頭を奪うと、12番人気テイエムプリキュアとともに後続を15馬身以上引き離す大逃げをうち、直線を向いても後続を寄せ付けずそのまま逃げ切った。勝ちタイムの2分13秒6(良)。1.1/2馬身差の2着に2番手を進んだテイエムプリキュア、圧倒的1番人気(単勝1.6倍)に推されたブエナビスタは3角から懸命に追い上げを図るも、さらにクビ差の3着に敗れた。2番人気ブロードストリートは6着、3番人気の外国馬シャラナヤは4着。
勝ったクィーンスプマンテは、07年3月のデビューから2戦目で初勝利を飾ると、その後も中長距離路線で勝ち星を重ねて、格上挑戦で臨んだ8月のみなみ北海道S(OP、芝2600m)でオープン初勝利。前走の京都大賞典は9着に敗れていた。
鞍上の田中博康騎手は、今回の勝利でデビュー4年目にしてGI初制覇。重賞はシルクメビウスで制したユニコーンS(GIII)に続き通算2勝目。管理する小島茂之調教師は、昨年ブラックエンブレムで制した秋華賞(GI)以来の重賞制覇で、通算3勝目となった。
それにしても、もうちょっと前が競り合うと思ったんだけどなぁ。大逃げというより、前は普通に逃げているのに後ろが勝手に遅れていった、という感じだったような。クィーンスプマンテは今後も楽に逃げられる時は人気薄でも要注意。こういうタイプは次走、次々走あたりは人気が出ても走らず、その次あたりに人気が無くなると好走するということがあります。そうはいってもそれを買うのはなかなか難しいんだけど。ブエナビスタはやっぱり強い馬なんだけど、このレースぶりを見ると古馬の牡馬も含めた一線級との時には本命にはまだできないかな。ムードインディゴは33.6秒の末脚を繰り出しながら12着。ブエナビスタと同じ32.9秒を出せたとしても5着か6着程度。この展開ではいくら何でも後ろ過ぎ。
【エリザベス女王杯】金縛り…これが展開の怖さ(スポニチ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091116-00000054-spn-horse
わかりやすいです。でもこれをレース前に予想できるかどうかが、一番大切だったり。【武邦の名人解説】これが展開の怖さ。逃げ切ったクィーンスプマンテと2番手から2着に粘り込んだテイエムプリキュアが、3着に敗れたブエナビスタより強いとは、恐らく誰も思うまい。だが、これは夢物語ではなく現実に起こったこと。競馬にはこうした“魔さか”の結末がしばしばある。だからこそ面白いのだが、今回ほど鮮やかに“行った行った”で決まるのは珍しい。
原因は3つ。(1)大逃げを打ったのが1頭ではなく2頭(2)距離が1800メートルや2000メートルではなく、外回り2200メートル(3)3番手リトルアマポーラが動かなかった。まず(1)だが、いくら人気薄でも1頭なら3角で射程圏、直線で吸収される。ところが伏兵の2頭が、ぱっと見には競っているように映った。錯覚というか、マジックに近い。その証拠に、先行2頭だけが平均ペースで、3番手以降の各馬は前半スローに近かった。
(2)の距離なら、たとえ2頭でも後続の追い上げはこんなに遅れなかった。そして(3)。アマポーラのスミヨンはブエナが後ろにいるので、自分から動いて差されたら…と思ったに違いない。まるで伝染でもしたかのように、後続もじっとしていた。
いわば金縛り状態。これを真っ先に、ほどきにかかったのはカワカミプリンセスの横山典騎手。3角手前から進出を開始。呼応するようにブエナの安藤勝騎手も上昇。しかし時すでに遅し。ブエナが上がり3F32秒9の脚を駆使しても、前2頭が36秒8~9で逃げ込む展開。初戴冠の田中博君には「おめでとう」と言いたいが、もう一度ブエナに勝つのは至難の業だ。(JRA元調教師)