< 私立高授業料大幅増…高校無償化で便乗値上げ?では無さそう kenji145のひとり言日記
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私立高授業料大幅増…高校無償化で便乗値上げ?では無さそう
高校無償化で便乗値上げ?私立高授業料大幅増
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110216-OYT1T00001.htm

 政府は15日の閣議で、2010年度の私立高校の授業料などの納付金が、29都道府県で前年度より増加したとする答弁書を決定した。
 10年度から公立高の授業料が無償化され、私立高の生徒には授業料相当額として就学支援金(年11万8800円)が支給されている。文部科学省は、これを機に授業料以外の名目で集めている納付金を授業料に付け替えたり、「便乗値上げ」をしたりという可能性があると見て、問題のある高校に適切な対応を求める方針だ。
 文科省によると、10年度の授業料の全国平均は約37万2000円で、09年度より約1万7500円増えた。最近は年1%程度の増加が続いていたが、10年度は5%の大幅増だった。
 一方、施設設備費など授業料以外の納付金の合計額は増え続けていたが、10年度は約17万3700円で、約1万5500円減となった。
(2011年2月16日00時02分 読売新聞)


 高校授業料の無償化制度が導入されたことにより、私立高校に対しても就学支援金が出るようになりました。それに対して、私立高校が授業料を便乗値上げしているのではないかというのがこの記事。タイトルと記事を流し読みすると、まるで国が就学支援金を出すようになったことで保護者が支払うお金が少なくなったため、もっとお金を取れると思った私立高校が授業料を値上げした、というようにも見えなくもありません。ネット上では「これでは意味がない」というような反応も出ているようです。
 ただ、よく読むと授業料の全国平均は約1万7,500円増えた代わりに、授業料以外の納付金の合計額は約1万5,500円減っています。差し引きすると約2,000円増えたということになり、全国平均の授業料の約37万2,000円から見ると1%以下の増加であり、最近の平均的な増加傾向とほぼ変わらない数字になります。保護者が支払う総額はこれまでと実質的に変わりません。
 では、なぜ授業料以外の納付金から授業料への付け替えが起きているのでしょうか。
 ここからは予想ですが、就学支援金は最大年23万7,600円出されることになります。この就学支援金は授業料のみに充てることができ、それ以外の納付金に充てることはできません。一部の私立高校では就学支援金の最大の額より年間授業料が少ないところもありますが、たとえ授業料以外の納付金が他にあったとしても、就学支援金は授業料分までしか出ず、納付金はそのまま(保護者が)支払わなければなりません。さらに、以前書いた(追加せずにそのままになっていますが…)各都道府県による上乗せ措置を加えると、「就学支援金+上乗せ措置>年間授業料」となる私立高校は更に増えるはずです。
 保護者にとって見れば、授業料だろうが施設設備費などの納付金だろうが、支払わなければならないお金には変わりはありません。そして、就学支援金+上乗せ措置が年間授業料より超えるのは、まずは低所得の家庭です。低所得者の家庭に対して約1万5,500円も負担を減らせるなら、そうした方が保護者にとっても学校にとっても良いと考え、このような付け替えが行われたのではないでしょうか。
 この付け替えによって保護者の負担は実質的には変わっておらず、むしろ低所得者を中心に授業料以外の納付金分の負担が減っているはずです。問題があるとすれば、本来予定されていた国や都道府県の支出見込み以上に支出をしなければならなくなったことだと思われますが、それほど大きな額ではなく、国や都道府県にしても特に低所得者の家庭の生徒が通い続けられるようにこの制度を設計したのでしょうから、その趣旨からは外れていません。杓子定規的に問題と捉えるか、趣旨には叶っているので問題ないと捉えるか分かれるところではありますが、私は大きな問題ではないんじゃないかと思っています。
 なお、年平均1%程度の増加が続いていたのに今回は1%以下の増加だったという数字面から見れば、おそらくほとんど無かったのではないかと思われますが、ごく一部に付け替えではない授業料の便乗値上げがあった可能性も無いとは言えません。以前少し書いた記憶もありますが、便乗値上げを抑えるためには文部科学省によるチェックと指導が重要だと思われますので、数字だけを見ずに実態的にどうなのかよく調べていってほしいと思います。

ニュース | 【2011-02-17(Thu) 15:16:37】
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