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エアコン住民投票:所沢市長「高くない投票率は残念」
エアコン住民投票:所沢市長「高くない投票率は残念」
http://mainichi.jp/select/news/20150216k0000m040124000c.html

 埼玉県所沢市で15日、航空自衛隊入間基地に近い防音校舎の小中学校にエアコンを設置すべきかどうかを問う住民投票が行われた。即日開票の結果、賛成が5万6921票で反対の3万47票を上回ったが、投票率は31.54%にとどまり、市条例の「多数票が投票資格者の3分の1以上」の条件を満たさなかった。
          ◇
 結果を受け、住民投票を請求した関原明子さん(45)は「賛否どちらでも足を運んで投票してくれた方々に感謝の気持ちでいっぱい。市民の声を聞いてもらう機会になった。諦めないでここまでやってきてよかった」と前向きに受け止めた。赤嶺哲也さん(43)も「第一歩になった。子どもたちには保護者としてできる限り頑張ったと伝えたい」と語った。
 藤本正人市長は「結果については、これから内容分析などを行うが、これまで国内の自治体で実施された住民投票と比べてみて決して高くない投票率だったのは残念」とのコメントを出した。
 今回の住民投票では、市議会が昨年12月に住民投票条例を可決した際、「市長や市議会が結果の重みを斟酌(しんしゃく)」するための条件として「投票資格者の3分の1以上」を規定。エアコン設置の賛成派に高いハードルを課した経緯がある。さらに、投票数の6割以上を賛成が占めたという結果について、市として軽視できないとの見方もある。市長や市議会には、今後も十分な議論と市民への説明が求められる。【大島英吾、海老名富夫】
(毎日新聞 2015年02月16日 00時55分)


 所沢市での「エアコン住民投票」の結果が出ました。私は所沢市民でもないですし、エアコンを設置すべきかどうか色々考えもありますが今回はそれは全て置いておいて、一番気になった「多数票が投票資格者の3分の1以上」の条件について考えてみたいと思います。
 市長のコメントでは、「これまで国内の自治体で実施された住民投票と比べてみて決して高くない投票率だったのは残念」とありますが、本当にそうだったのかなと思ったのがきっかけ。そこで、まずは所沢市での各種選挙と比較してみます。

2011/10/23 所沢市長選挙 投票率34.68%
 38,655 藤本 正人
 37,029 当摩 好子
 18,967 並木 正芳

2011/7/31 埼玉県知事選挙 投票率24.89%(ただし全県)
2011/4/24 所沢市議会議員選挙 投票率41.18%
2007/10/21 所沢市長選挙 投票率30.70%


 もっとちゃんと調べればもっとデータが出てくると思いますが、とりあえず市長選を中心に。住民投票の投票率31.54%はこれらと比較して高くはないですが、同程度といったところではないでしょうか。自衛隊基地に近い小中学校にエアコンを付けるかどうか、という場所も世代も限定された問題に対する住民投票と考えれば、健闘しているようにも見えます。
 他の自治体の住民投票とも比較してみます。全部出すのは大変なので、とりあえずWikipedia:住民投票条例にある最近の2例と、同じ埼玉県での事例を出してみます。

2012/5/20 鳥取市庁舎整備に関する住民投票 投票率50.81%
 2014/4/13 鳥取市長選挙 投票率52.96%
 2010/4/11 鳥取市長選挙 投票率48.34%

2006/3/12 空母艦載機移転の是非を問う岩国市(合併前)の住民投票 投票率58.68%
 2006/4/23 岩国市長選挙(合併後) 投票率65.09%
 2003/4/27 岩国市長選挙(合併前) 投票率70.38%

2001/7/29 上尾市がさいたま市と合併することの可否を問う住民投票 投票率64.48%
 2008/02/03 上尾市長選挙 投票率34.81%
 2012/02/05 上尾市長選挙 投票率36.13%


 最近の2例より前の事例は町や村のものであり、調べるのが難しく断念。また、上尾市の住民投票は2001年ですが、おそらく行われているだろう2000年、2004年の結果が探し出せず最近のものを出してみました。
 言うまでもなく、それぞれ内容は異なります。鳥取市の事例は市庁舎を新築するか改修で済ますかというもの、岩国市の事例は厚木基地からの空母艦載機の移転を受け入れるかどうかというものでしたが、投票の8日後に岩国市が合併したため結果が失効してしまうというものでした。上尾市の事例はさいたま市との合併の是非を問うものでしたが、参議院選挙と同日に行われています。
 これらを見ての評価は難しいですが、私は、基本的に市長選挙と投票率は連動すると見ています。その上で、上尾市の事例は、参議院選挙と同日選であったことと、全ての住民に直接関わってくる問題(上尾市は、さいたま市にほぼ吸収される側)であったことから、投票率が上がったのではないかと思われます。
 以上から、
・住民投票と市長選の投票率は基本的に連動している。
・国政選挙等と同日選だったり、全ての住民に直接関わってくる問題の場合は上がることもある。
と考えられ、今回の所沢市の「エアコン住民投票」は市長選挙の投票率が30%台前半で推移している中、「多数票が投票資格者の3分の1以上」という条件はどちらの結果にせよそもそも成立する可能性が著しく低いものだったと言わざるを得ません。ほぼ成立しない住民投票を行うというのは投票に行く住民に対しても、住民投票当日にかり出される職員に対しても、住民投票で費やす税金に対しても、非常に不誠実だと私は思います。
 なお、藤本正人市長が当選した際の投票率は34.68%、その中での得票率は約40%。3分の1にほど遠く、有権者の約14%しか票を得ていません。自らが達成できていない条件を課すというのもどうなのかなと思ってしまいますが。今年の10月頃、改選を迎えるはずなので、有権者の3分の1以上得なければ当選しても辞退するとか公約してみてはいかがでしょうか。賛成派側は、現職2期目で自民系という強い現市長を倒すためには、幅広い支持が得られる統一候補を立てられるかが今後の焦点になってくるのではないかと思われます。

ニュース | 【2015-02-16(Mon) 21:02:59】
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