< 子供が蹴ったボールで事故、親の賠償責任認めず 最高裁 kenji145のひとり言日記
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子供が蹴ったボールで事故、親の賠償責任認めず 最高裁
子供が蹴ったボールで事故、親の賠償責任認めず 最高裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150409-00000031-asahi-soci

 小学校の校庭から蹴り出されたサッカーボールが原因で交通事故が起きた。ボールを蹴った小学生(当時)の両親に賠償責任はあるのか――。そうした点が争われた裁判の判決が9日、最高裁であり、第一小法廷(山浦善樹裁判長)は「日常的な行為のなかで起きた、予想できない事故については賠償責任はない」との初の判断を示した。
 両親に賠償を命じた二審の判決を破棄し、遺族側の請求を退けた。
 民法は、子どもが事故を起こした場合、親などが監督責任を怠っていれば代わりに賠償責任を負うと定めている。これまでの類似の訴訟では、被害者を救済する観点から、ほぼ無条件に親の監督責任が認められてきた。今回の最高裁の判断は、親の責任を限定するもので、同様の争いに今後影響を与える。
 事故は2004年に愛媛県今治市の小学校脇の道路で起きた。バイクに乗った80代の男性がボールをよけようとして転倒し、足を骨折。認知症の症状が出て、約1年半後に肺炎で死亡した。遺族が07年、約5千万円の損害賠償を求めて提訴。二審は、ボールを蹴った当時小学生だった男性の過失を認め、「子どもを指導する義務があった」として両親に計約1100万円の賠償を命じた。両親が上告していた。
(朝日新聞 4月9日(木)14時50分)


 画期的な、常識的な判決です。今までは杓子定規的に親の責任を認めてきたものを、予見できないものについては親の責任を回避することもできるというもののようです。
 この事故ですが、発生した状況をテレビで見て、子どもに対して「過失」というのは気の毒だと強く感じました。校庭で遊べる時間帯に、使ってもよいサッカーボールを使い、置いてあるサッカーゴールに向かって蹴り、それが外れて後ろにある道路に出てしまったというもの。ゴールの裏の塀や門は1.2mほどで、すぐ越えられるほどの高さ。サッカーの日本代表だってシュートを大きく外すことなんてたくさんあるのに、小学生が外したらそれが過失になり1000万円を超える賠償を背負うなんて、とても可哀そうだと思っていました。
 というか、これはむしろこの小学生や親の責任というより、このような事態になると予見できるのにゴール裏にネットを張ったりなど対処をしてこなかった自治体と小学校側の責任ではないでしょうか。その裁判が行われたのか、結果はどうなったのか等が探してもすぐには見つからなかったのでわかりませんが、ゴールでさえ2m以上あるのにそのすぐ裏の塀や門が1.2mでは簡単に越えてしまうことぐらい予見できるはずですし、きっと事故になる前も何度も越えた例はあったはずです。このような環境下でサッカーをしていたら、たった一度シュートを外してしまい、それがこんなに大事になっただなんて、こんなことを小学生の子供に背負わせてしまったことをとても気の毒だなと思いました。
 なお、私も子供のころサッカーをやっていましたが、もう30年前ですがゴールの裏は体育館だったりネットが張っていたりなど、ボールが外に出にくい構造になっていました。ボールが外に出て、今回のように通りがかりの人にぶつかるという危険性ももちろんありますが、それ以上にボールを道路に走って拾いに行くことの危険性の方が高く、それを避けるために学校側も安全管理を行っていたと思われます。
 また、今回、親の責任を限定する判決がでましたが、最近記事でもよく見る自転車事故をはじめ、予見できるものについては今まで通り親の責任があることも忘れてはなりません。私も親なのでどう子どもに教えていくか悩みますが、この事故のように教えようのないものまで責任を負うことになると親としても困るのではないでしょうか。そういったものは排除されたことで、親が責任を負うべき部分がよりクリアになり、より責任も増したとも言えるかもしれません。
 とここまで書いていたら、過去の記事が見つかりましたので貼ってみます。


サッカーボール避け転倒死亡 蹴った少年の親に賠償命令
http://www.asahi.com/national/update/0628/OSK201106280038.html

 校庭から蹴り出されたサッカーボールを避けようとして転倒した男性(死亡当時87)のバイク事故をめぐり、ボールを蹴った当時小学5年の少年(19)に過失責任があるかが問われた訴訟の判決が大阪地裁であった。田中敦裁判長は「ボールが道路に出て事故が起こる危険性を予想できた」として過失を認定。少年の両親に対し、男性の遺族ら5人へ計約1500万円を支払うよう命じた。
 判決によると、少年は2004年2月、愛媛県内の公立小学校の校庭でサッカーゴールに向けてフリーキックの練習中、蹴ったボールが門扉を越えて道路へ転がり出た。バイクの男性がボールを避けようとして転び、足を骨折。その後に認知症の症状が出るようになり、翌年7月に食べ物が誤って気管に入ることなどで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。
 少年側は「ボールをゴールに向けて普通に蹴っただけで、違法性はない」と主張したが、27日付の判決は「蹴り方によっては道路に出ることを予測できた」と指摘。「少年は未成年で法的な責任への認識はなく、両親に賠償責任がある」と判断した。そのうえでバイクの転倒と死亡との因果関係について「入院などで生活が一変した」と認定。一方で、脳の持病の影響もあったとして、請求額の約5千万円に対して賠償額は約1500万円と算出した。(岡本玄)

■「やや酷な印象」
〈日本スポーツ法学会理事の桂充弘弁護士の話〉 バイクが走行していた道路の通行量などが分からないので断言はできないが、今回の判決は、子どもの行為が及ぼす事態を厳格にとらえたといえる。一方で、少年は校庭で違法な行為をしていたわけではなく、ゴールに向けて蹴ったボールが門扉を越えており、やや酷な印象も受ける。仮に少年側が控訴した場合、今回は問われなかった学校側の施設管理についても検討する必要があるのではないか。
(朝日新聞 2011年6月28日)


 一審のときの記事ですが、最後の弁護士の方のコメントがポイントで、「今回は問われなかった学校側の施設管理についても検討する必要があるのではないか」、つまり学校側や自治体側を訴えていなかった模様です。これはなぜでしょうか。最初、学校側や自治体側とはすでに和解が成立したりしているのかなとも思いましたが、そうでないならなぜ訴えていないのかがわかりません。家族に関係者がいて訴えにくかったりとか、案外そういう理由だったりして。というか、それ以外どんな理由があるのか思いつきません。

ニュース | 【2015-04-09(Thu) 18:33:45】
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